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カテゴリー:兵庫県

加古川市の小学校中庭を改修して太陽光発電

今日は兵庫県加古川市の話題。読売新聞サイト1月14日記事「加古川・志方小にエコ庭…東播工高生と改築 太陽光発電で水循環など」から。

環境に優しい中庭を造ろうと、兵庫県立東播工高(兵庫県加古川市)の生徒と加古川市立志方小の児童が昨年5月から取り組んできた同小の中庭改築工事が完了し、13日、児童らにお披露目された。

土木科の実習先を探していた同高と、環境学習に力を入れる同小の希望が一致。同高土木・建築・電気の計3科の3年生24人と、同小の5、6年生103人が、中庭(広さ約20平方メートル)を改築した。

児童らが太陽光発電を利用した池の水の循環装置や散水用に雨水をためる水槽などを発案。生徒らは昨年5月から構想を練り、8月に着工、地元の土木・造園業者らの指導を受けながら、廃材などを利用して、あずま屋や花壇を完成させた。
...(C)読売新聞

兵庫県加古川市の高校生と小学生が共同で小学校中庭の改修工事を行った話題だ。あずま屋とその屋根に太陽光発電装置を設置し、その電力で池の水の循環装置を動かす。もちろん生徒だけでは力不足なので、地元の土木・造園業者の指導を受けながらの作業だったそうだ。

そもそもこの共同作業は、工業高校の土木科の実習先に環境教育に熱心な小学校を選んだ、ということのようだ。

このような試みは全国に広めるべきだ。

淡路市の太陽光発電設備は出力1メガワット

今日は淡路市の話題。毎日新聞サイト淡路版12月3日記事「淡路市:太陽光発電施設、生穂新島に整備 環境立島のシンボルに /兵庫」から。

淡路市は2日、同市生穂新島の県企業庁所有地と市庁舎など計4カ所に太陽光発電施設を整備する、と発表した。約1000キロワットの出力で、電気は市庁舎などで使用。年1000万円の経費節減が可能になる。市は「環境学習の拠点として整備し、環境立島のシンボルにしたい」としている。

同市が近畿圏で日照時間が最も長いことや、環境立島・淡路のシンボルになることなどから、国の公共施設省エネグリーン化推進事業に採択された。事業費約4億6000万円は、環境省の地域グリーンニューディール基金から拠出される。

計画では、市庁舎北側の県企業庁所有地約1・5ヘクタールと津名浄化センターの敷地、市庁舎と地域交流センター(仮称)の建物の屋上に太陽光発電パネルを設置。来年春に着工、同年秋の稼働を目指す。完成すると、全国の自治体では東京都水道局朝霞浄水場の出力1200キロワットの施設に次ぐ2番目の規模になる。

年間発電量は約100万キロワット時で、市庁舎と地域交流センター、津名浄化センターの3施設で使う使用量の約半分を賄う。年間電気代(約4000万円)の4分の1の節減が見込まれ、土、日曜日に発電した電気は売電。年間約300トンの二酸化炭素が削減できるという。(C)毎日新聞

淡路市が設置予定の太陽光発電設備は市内4箇所に設置し、出力は1000キロワット、つまり1メガワットと大型だ。市レベルでメガソーラーを保有している市は他には無い。自治体レベルでは東京都の朝霞浄水場の太陽光発電システムの出力1200キロワットに次ぐ2番目の規模とか。

この太陽光発電設備は来年春着工、秋稼動の予定だ。事業費は4億6000万円で、すべて環境省の地域グリーンニューディール基金でまかなう。設置費用が4億6000万円で出力が1000キロワットだから、1キロワット当たりの設置費用は46万円となる。これは家庭用の太陽光発電システム設置に比べて非常に安い。スケールメリットもあるだろうが、恐らく薄膜型の安価な、そして発電効率は若干落ちるタイプの太陽光パネルを使用すると思う。そうでもないとこの価格にはならないだろう。

年間発電量は出力1000キロワットから予想される数値の100万キロワット時そのものだ。この発電量は、市庁舎と地域交流センター、津名浄化センターの3施設で使う使用量の約半分に相当するそうだ。

さすがに日照に恵まれた淡路市ならでは、の設備だ。今後、日照に恵まれた瀬戸内海沿岸の自治体の太陽光発電設置が加速することが予想される。

甲子園球場に太陽光発電-2

このブログの一番最初の10月8日記事「甲子園球場に太陽光発電」で、甲子園球場の銀傘に設置される太陽光発電システムについて書いた。今日はその続編。毎日新聞サイト12月2日付の記事”甲子園球場:「銀傘」に太陽電池パネル設置 エコ球場へ”から。

阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の内野席を覆う「銀傘」上で太陽電池パネルの設置作業が進んでいる。「エコ」をテーマの一つに進められている全面改修の一環。阪神電鉄によると、プロ野球の本拠地球場で太陽光発電設備を設置するのは国内初という。

全面改修は来春完成予定。太陽電池は、横140センチ、縦80センチのパネル1600枚を年内にも取り付ける。年間約19万3000キロワット時を発電し、球場内で利用。蓄電はできないが、球場全体の電力量の5.3%に相当し、年間約133トンの二酸化炭素排出を削減できるという。名物のツタを再生させて壁面緑化にも取り組む。「環境に優しい」ニュー甲子園が誕生する。(C)毎日新聞

年間発電量が約19万3000キロワット時、ということは、この甲子園球場の太陽光発電システムの出力は約200キロワットと予想する。今回の引用記事では設置費用は書かれていないが、当ブログ初回記事によれば1億5千万円とのこと。すると、1キロワット当たりの設置費用は75万円となる。家庭用の太陽光発電システムと比較すると少々高めの価格だ。

少々高めとなる理由を探した。初回ブログによると、この太陽光発電システムで使用される太陽光パネルは、ホンダソルテック製のCIGS太陽電池なのだ。これは先進的な次世代太陽電池。発電効率が高く劣化しにくい特徴を持つ太陽電池だ。なるほど、次世代型太陽電池を使用しているので少し高めになるのだ。発電効率が高いので、出力は200キロワットと想定したがもう少し上かもしれない。たとえば220キロワットとすると、1キロワット当たり設置単価は約68万円となり、スケールメリットはないもののまあまあの単価となる。ほとんど数字の遊びの世界だが。

高層マンション建設で太陽光発電量減少

神戸の話題。神戸新聞サイトの11月1日記事"新築マンションで太陽光発電量減 「日照権」は?"から一部を引用する。

神戸市内の商店街で、アーケード上に設置した太陽光発電パネルに新築マンションの影がかかり発電量が低下したため、このマンション住民が商店街に、低下した発電量分の電力料金相当額を「協力金」として払っていることが、分かった。政府は環境対策として太陽光発電を一般住宅にも普及させる方針だが、建築基準法の日影規制などに触れない建物でも発電量に響く場合があり、日照権がどこまで認められるかは今後、議論を呼びそうだ。(貝原加奈)

2004年、中央区の元町5丁目商店街が、街路灯などの電力用として発電パネルを設けた。同商店街関係者によると、冬場で月に1500キロワット、4万円分を発電できると見込んだが、06年に南側にマンションが建ち、発電量が25%減った。商店街側の申し入れを受け住民側は月に約1万円の「太陽光発電協力金」を支払うことで合意した。

商店街と住民の協議に参加したマンション建設業者は「パネルの存在は知っていた。建築基準法の日影規制は守っているが、商店街の公共性に配慮した」と説明する。その後に建設された別のマンションも同様に協力金を払っている。

日照権訴訟に詳しい蒲田豊彦弁護士(大阪市)によると、愛知県で08年10月、近隣のマンション建築により発電量が減ったとして、個人がマンション業者に発電パネルの増設費負担などを求め提訴した例があるという。「判決では、被害が受忍限度内で不法行為はないとし請求の一部が棄却されたが、建物の影による発電量低下は予見可能で、損害も具体的に示せる。今後は建築基準法などに触れない建物でも、受忍限度を超え、損害を与えたと裁判で認められる例が現れるのでは」と指摘する。
...(C)神戸新聞

太陽がさんさんと当たる場所に太陽光発電システムを設置したが、南側に高層マンションが建ち日照が大幅に低下してしまった、という、今後の日本のあちこちで発生する問題の事例だ。

一番の問題は、その高層マンションは建築基準法に抵触していない、合法建築物、ということだ。この事例の場合は、マンション建設会社が「太陽光発電協力金」を支払う、ということで合意したそうだ。解決方法がマンション建設会社の善意に頼るようでは、今後の同種の問題には対応できない。

記事によれば、マンション建設で太陽光発電設備の発電量が減った、と訴訟があったが、基本的には「負け」だったようだ。しかし今後は、損害が裁判で認定される例も出てくるのではないか、という弁護士の予想もあった。

これは、法整備が急務と思う。建築基準法の日照権に抵触していなくても、日照量の減少により損害を与えれば、たとえばその損害額の8割を恒久的に支払う、などのように法を変える必要がある。ある高層建築物によりある領域の日照がどれだけ現象するかはソフトウェアの日照シミュレーターで計算できるはずなので、損害額は正確に計算できるはずだ。

このような法整備を急がないと、全国でマンション建設会社相手の損害賠償訴訟が起こされるだろう。

甲子園球場に太陽光発電

甲子園球場の名物「銀傘」の上に、総面積約1800平方メートルの太陽電池が設置されることになった。着工は10月中旬の予定で、総工費は1億5000万円。センバツ高校野球の開催される来年3月の稼働開始を予定している。阪神甲子園球場のリニューアル工事は「環境への配慮」がテーマになっており、太陽光発電設備の導入はその一環。

「タイガース、高校野球を通して、環境への関心を高めるきっかけになることを期待している」と、阪神電鉄社長坂井信也氏らが会見。球場の屋根を利用しての太陽光発電は、12球団の本拠地球場としては初の試みとなる。

この太陽光発電、推定発電電力量は年間19万3000キロワット時で、阪神がナイターで年間で使用する電力量に相当する(54試合開催、1試合あたり3・3時間点灯として計算)。また、年間で約133トンのCO2削減になるが、これは、甲子園球場11個分の面積の森林が吸収するCO2と同程度という。

阪神ホールディングス株式会社によると、今回採用する株式会社ホンダソルテック製のCIGS太陽電池は、銅・インジウム・ガリウム・セレンを原料とした化合物半導体を、発電層に使った次世代型の太陽電池。シリコンを使わず、発電層を薄い膜状の半導体とすることで、製造時の消費エネルギーや排出CO2を少なくし、環境にやさしく製造することを可能としている。   

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