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カテゴリー:兵庫県

ナガサキアゲハの太陽光発電

このブログの3月22日に「伊丹市昆虫館の屋上にナガサキアゲハの太陽光発電」を書いた。そのとき引用したのは3月2日付けの朝日新聞サイト記事だ。今日の話題も同じ伊丹市昆虫館のナガサキアゲハだ。毎日新聞サイト5月22日記事「【兵庫】館内照らすエコアゲハ」から。

太陽光発電パネルを背負ったナガサキアゲハの巨大模型が兵庫県伊丹市の市昆虫館に登場し、先月末から発電で得た電力を館内の照明に利用している。

ナガサキアゲハは、かつて九州以南に分布が限られていたが、近年では関東北部でも確認されている。地球温暖化の指標として注目されており、同館は「身近な生き物と環境の変化や、自然エネルギーの利用を考えるきっかけになれば」としている。模型は原寸の約50倍で横7メートル、縦3・5メートル。計12枚の太陽光パネルで最大2・2キロワットの電力が得られる。(C)毎日新聞

前回引用記事と今回引用記事の内容に大差は無い。強いて言えば、前回記事が「小学生の環境学習用の教材や新設する花壇の放水ポンプの動力源などとして活用する」に対し、今回記事が「先月末から発電で得た電力を館内の照明に利用している」であることくらいか。

今回の記事は毎日新聞大阪版の「関西フォトジャーナル」の記事のようだ。なので、ニュース性はもう無い(朝日新聞の3ヶ月弱遅れ)記事が出たのだろうか。ただ「関西フォトジャーナル」らしく、写真は前回の朝日新聞記事に比べると秀逸だ。

前回ブログでは、伊丹市昆虫館サイトでこの特徴のある話題を載せていないことを指摘した。今日見ると、さすがに載っていた。トップページにこの画像があり、そこには

この設備は兵庫環境創造協会「ひょうごグリーンエネルギー基金」の助成を受けています。

とある。これは今まで知らなかった事だ。また企画展 おひさまと虫では

4階展望台からは温暖化によって分布を広げつつあるナガサキアゲハの50倍の模型が見下ろせます。なんとそれは太陽電池を背負っています。
発電量が大きい時は当館自慢のチョウ温室でたくさんのチョウが活発に飛んでくれます。

とある。太陽光発電による電力は温室の照明や暖房に使用されている、ということなのだろうか。

駐在所に太陽光発電

今日の話題は駐在所。我家の近くにも駐在所がある。数年前、家の車がいたずらされ2台たて続けてパンクしたことがあった。警察に連絡したところ駐在所から警察官が来た。結局犯人は不明だったが、時々見回りに来てくれる、とのありがたい申し出があった。しかし来てくれたのは1回だけ。夜中の0時頃に見回りに来たというメモが1回だけ入っていた。以後、我家では口先だけのことを「○○○る」(○○○は駐在所の警察官の名前)という動詞で言うことが流行った。その近くの駐在所も廃止になり、その家が入札で売りに出されていたのには少々驚いた。

さて今日は赤穂市のエコな駐在所の話題だだ。4月5日の朝日新聞サイト兵庫版記事「駐在所:エコの時代 建て替え完了、赤穂で開所式 /兵庫」から一部を引用する。

老朽化のため建て替えていた赤穂署の新田(しんでん)駐在所が赤穂市新田に完成した。屋根の太陽光発電パネルで年間3500キロワットを発電し、駐在所の消費電力の25%を賄ううえ、二酸化炭素1・3トンも削減するエコ駐在所。3月31日に開所式が行われた。

木造2階建て延べ約91平方メートル。市民の相談室となるコミュニティールームや車椅子対応のスロープを備える。総工費約2000万円。
...(C)朝日新聞

建て替えられた駐在所に設置された太陽光発電の規模は、年間の発電量が3500キロワット時(記事では「時」が脱落のミス)、ということは、出力は約3~3.5キロワットだ。通常の住宅の太陽光発電とほぼ同じ規模だ。この電力で駐在所の電力の25%を賄えるそうだ。

駐在所の大きさは91平方メートル、ということは約27坪だ。住宅として考えると少々小さめの家か。ただ、市民の相談室として使うコミュニティールームも備えているそうだ。となると、駐在所の警察官の生活空間はそれほど広くはないか。

駐在所もエコを考えなければならない時代になったのだ。

淡路市の太陽光発電設備

産経ニュースサイトの3月31日記事「三洋電機、淡路市に太陽光発電納入 自治体施設で最大級」から。

三洋電機とNTTファシリティーズは30日、兵庫県淡路市(淡路島)で、市庁舎など同市の3施設に太陽光発電設備を納入すると発表した。発電能力は1千キロワット。公共施設に設置する太陽光発電設備としては、国内最大級という。11月から稼働する。

太陽光発電設備は、同市庁舎と隣接している浄化センター、市民交流センターの3施設の屋上や敷地内に設置。...

今回の事業は、淡路市が事業者を公募し、両社が選定された。事業額は4億6千万円。三洋のHIT太陽電池を使用し、NTTファシリティーズが発電システムの設計、施工を行う。(C)産経ニュース

淡路市にメガソーラーが設置される。設置場所は、淡路市の市庁舎と、隣接している浄化センター、市民交流センターの3つの施設。出力は1000キロワット、つまり1メガワットだ。公共施設に設置する太陽光発電設備としては国内最大級、と引用記事には書いてあるが、まさにそのとおりだ。

落札業者は三洋電機とNTTファシリティーズ。三洋電機の高性能太陽電池であるHIT太陽電池を使用し、NTTファシリティーズがシステムの設計・施工を行う。

ここで驚きは金額の安さだ。設置事業費は4億6千満円。ということは、出力は1000キロワットなので1000で割ると、1キロワット当たりの設置費用は46万円となる。太陽電池の中では性能は最も優秀だが高価なHIT太陽電池を使用してもこの価格でメガソーラーが出来てしまう。いままで海外も含めてメガソーラーでこれだけ安い単価で太陽光発電所を設置した例を聞いたことが無い。それくらい安い。スケールメリットはあるだろうが、それだけだろうか。とにかく、これだけ安い価格でメガソーラーが作れることは証明されたことになる。

伊丹市昆虫館の屋上にナガサキアゲハの太陽光発電

少し前だが3月2日付けの朝日新聞サイト記事「ナガサキアゲハ日光浴? 屋上に太陽光発電施設 兵庫」から。

兵庫県伊丹市昆陽池3丁目の伊丹市昆虫館の屋上に、ナガサキアゲハをあしらった太陽光発電施設が登場した。

横7メートル、縦3.5メートルで、実物のナガサキアゲハの約50倍の大きさ。ナガサキアゲハは地球温暖化によって生息域を日本南部から近畿まで北上させており、温暖化の象徴という。

発電量は2.2キロワット。小学生の環境学習用の教材や新設する花壇の放水ポンプの動力源などとして活用する。 (C)朝日新聞

伊丹市の昆虫館の屋上にナガサキアゲハのデザインの太陽光発電設備が出現した。この画像を見ると確かにアゲハの形だ。

出力はたいして大きくはなく、2.2キロワット、とのことだ。使用目的は、小学生の環境学習用の教材や新設する花壇の放水ポンプの動力源だ。

もっと詳しい情報が知りたく、伊丹市昆虫館サイトを見たが、このアゲハ模様の太陽光発電設備についての記事は無かった。サイト自体は3月4日に更新しているので、この話題を書こうと思えば書けるはず。せっかくの話題を書かないのはもったいない。

豊岡市のエコハウス

今日は兵庫県豊岡市の話題。1月23日の読売新聞サイト記事「CO2半分モデル住宅 豊岡市23年度公開…太陽光に燃料電池」から一部を引用する。

兵庫県豊岡市は、地球温暖化防止を啓発する省エネ住宅「エコハウス」を同市城崎町の「ハチゴロウの戸島湿地」駐車場に建設している。太陽光発電装置や燃料電池、ペレットストーブを設置し、冬は日光が室内によく入るようにし、夏には夜間に冷えた空気を室内に取り込む構造にする。一般住宅よりも二酸化炭素(CO2)の排出を半減させるのが目標。3月末に完成させ、4月以降に公開する予定。

2007年度の家庭からのCO2排出量は、1990年度比で4割以上増加していることから、環境省が全国20か所で環境共生型住宅モデル整備事業を実施。豊岡市がこの事業に参加し、設計案を業者から公募で選び、昨年12月に基礎工事を始めた。

木造2階建て約165平方メートルで、間取りは5LDK。夏は蒸し暑く、冬は寒い豊岡盆地の気候に合うように、土壁や断熱材を使う。

「タカ」と呼ばれる吹き抜け空間を設け、日差しがよく入るようにし、温かい空気が天井から床まで循環するようにした。

夏は、窓に格子戸をつけて西日を和らげ、熱気は天井付近の窓から逃がすようにした。瓦と断熱材の間に設けた空間の空気が夜に冷やされると、屋内に入って涼しくなる工夫もされている。(C)読売新聞

豊岡市が省エネのモデル住宅「エコハウス」を建設している話題だ。

このエコハウスは、環境省のエコハウスモデル事業に基づく事業だ。エコハウスとは次の定義だ。

■エコハウスとは
地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて自然エネルギーが最大限に活かされることと、さらに身近に手に入る地域の材料を使うなど、環境に負担をかけない方法で建てられることがエコハウスの基本となります。

環境省エコハウスモデル事業では、「環境基本性能の確保」「自然・再生可能エネルギー活用」「エコライフスタイルと住まい方」の3つのテーマを基本的な考えとした上で、地域の特性を十分に活かした家づくりを目指しています。
1)環境基本性能の確保
(1)断熱 (2)気密  (3)日射遮蔽 (4)日射導入 (5)蓄熱 (6)通風 (7)換気 (8)自然素材

2)自然・再生可能エネルギー活用

3)エコライフスタイルと住まい方

4)地域らしさ

もちろんこの事業には環境省の補助金があり、それにより豊岡市はエコハウスを建設中だ。3月末に完成、4月から公開、の予定だ。

豊岡市のエコハウス地域推進協議会資料によれば、この設計は公募され12の応募があり、最終的に「いるか設計集団(神戸市)」が最優秀に選ばれた。その選定理由は次のとおりだ。

最優秀者は、高温多湿な気候に対応するため、古い家屋に見られる吹き抜けを暑気・湿気の排出ルートにし、1・2階の吹き抜けの空間を中心に部屋を配置し、住まいとしての開放感と暮らし方をよく考えた提案である。外観も、南西面の大きなガラス面に日除けとなる格子戸を組み合わせ、北東側には、蔵をイメージさせる小さな窓を配置し、日射対策と周囲の景観との調和も考慮されている。

また市のエコハウス推進地域協議会議事録によれば、このエコハウスの設計の特徴は次のとおりだ。

■エコを意識した設計の主なポイント
・バイオマス利用(ペレットストーブ・FF 式)
・太陽光発電、燃料電池
・工期を短縮するために土壁パネルを採用
・雨水利用、手押しポンプ(中水利用)
・自然素材の利用(木材、和紙、コリヤナギ、炭など)
・壁面緑化(北東に緑化スクリーン、エコハウスのファサード)
・エネルギー表示(広間に表示パネル)
・空気循環方式の床暖房(広間)、ほかは温水の床暖房
・格子による直射日光の遮断(8 月の西日を基準)
・吹き抜けには、冬の寒さ対策のため、障子の折戸で1階と2 階を区切る仕組み
にする。
■水害対策
・床上65cm で壁を区切り、冠水した場合、下だけの補修で済む。
・コンセントも高い位置に配置
・床板はムクの杉板
■その他設備
・エネファームとエコキュートの2つの設備を導入。比較が可能。
(使用時に切り替えが可能)
・照明は、LED と高効率タイプの蛍光灯を採用。
・スイッチを区分けて省エネできるようにする。
・1階の広間に、エネルギーの表示板を設置。

という特徴だ。これはモデルハウスなので通常の住宅よりはすこし大きく、また設備も過剰・重複している部分がある。通常のサイズ・設備のモデルハウスのほうが住民の参考になるのでは、と思った。そのほうが建築価格も参考になるだろう。このモデルハウスでは建築価格は参考にならない。

それにしてもこの事業を担当している豊岡市の担当課が「コウノトリ共生課」という名称には少々驚いた。豊岡市はコウノトリが飛来する町だったのだ。

最後に読売新聞への苦言。最初の引用記事のタイトル中に「CO2半分モデル住宅 豊岡市23年度公開」とある。これを見て2023年公開とはずいぶん先の話、と思ったのだがこれは元号だった。なのに記事本文中の年号はすべて西暦で元号表記は無い。これは読者を混乱させる。なおタイトルの平成23年度公開は、22年度の誤りではないか?記事を読むと、このエコハウスが公開されるのは今年4月なのだ。

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