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カテゴリー:愛知県

豊橋市自然史博物館の太陽光発電システム設置

今日は豊橋市の話題。読売新聞サイト2月28日記事「太陽光発電設置 関連映像も紹介」から。

豊橋市自然史博物館(大岩町)は、屋上に太陽光発電パネルを設置した。

同館では、展示室や収蔵庫などの照明や空調で電気を大量に消費しており、年間1000万円以上の電気代がかかっている。このため、省エネと地球温暖化対策を兼ねて、大型パネル2基(容量計20キロ・ワット)を今月上旬に設置した。太陽光発電によって、年間約34万円の電気代を節約できる見込みという。

また、同館の古生代展示室では、太陽光に関連が深い新しい映像番組「光合成と生命の進化」を公開している。新番組は、光合成をするバクテリアのおかげで地球が酸素に富んだ惑星になり、多細胞生物が誕生することになったことを約3分間の映像で、わかりやすく紹介している。

太陽光発電パネルの設置費と新番組の制作費の総額は約2000万円で、全額が国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した。(C)読売新聞

豊橋市自然史博物館に太陽光発電システムが設置された、という話題だ。この豊橋市自然史博物館のサイトは今となっては珍しいフレームを使用している。この太陽光発電システムに関するニュースは太陽光発電パネルを設置し、古生代展示室に新番組を追加に書かれている。

この太陽光発電システムの出力は20キロワット。大型パネルを2基、と記事にあるが、この画像のとおり、手前と奥に1基づつあるのがわかる。

この太陽光発電価システムの価格は不明だ。この設置と同時に太陽光に関連が深い新しい映像番組「光合成と生命の進化」を作成し、太陽光発電システムと新映像番組の合計費用が約2000万円だった、とのことだ。太陽光発電システムが1キロワット当たり70万円と仮定すると、出力は20キロワットだから設置費用は1400万円。残りの600万円程度が映像制作費、ということだろう。

ここでこの豊橋市の太陽光発電設置補助金を調べた。補助金額は、1キロワット当たり8万円、上限4キロワット(32万円)と、市町村レベルとしては高い補助金額だ。愛知県の市町村は太陽光発電設置補助金の金額の多いところが多いが、それは県が市町村に補助金を出しているからだ。そのあたりはこのブログの昨年11月21日記事「愛知県の太陽光発電システム設置補助金」に書いたとおりだ。

半田市小学校の体育館に太陽光発電システム設置

読売新聞サイトの2月19日記事「小学校体育館に太陽光発電設置 半田市予算案(愛知)」から。

来年2月に完成予定の半田市立花園小学校の体育館で、市内の小学校では初めて、屋上に太陽光発電装置が取り付けられることが、18日行われた新年度予算案の発表で明らかになった。

体育館は老朽化などで改築される。鉄骨平屋約1200平方メートルで、屋上に1時間に20キロ・ワット発電できるソーラーパネルを設置。同小で1日に消費する電力の2割に当たる50キロ・ワットを発電する計画だ。体育館の改築費は約4億4500万円で、このうち太陽光発電装置の設置費は約2000万円。(C)読売新聞

この記事では太陽光発電システムの規模がわからない。記事には「20キロ・ワット発電できるソーラーパネル」と「1日に消費する電力の2割に当たる50キロ・ワットを発電」とある。この太陽光発電システムの最大出力は前半の20キロワットのように思うが、後半の記述から剣山する。後半には1日の発電量が”50キロワット”と書いてあるが、これは”50キロワット時”の誤りと仮定する。すると、365を掛けて、年間発電量は18250キロワット時、となる。この年間発電量から想定されるシステムの最大出力は、18キロワット程度だ。ということは、最初の表現のとおり、このシステムの最大出力は20キロワットなのだろう。

そうなると、20キロワットの太陽光発電システムの設置費用が、記事によると約2000万円だ。割り算をすると、1キロワット当たりの設置単価は100万円、となる。これはかなり高価だ。高価となる理由は、想像の世界だが、屋根がフラットのため架台設置費用がかさむ、くらいか。いつも書いていることだが、想定より高価なので市はその理由を説明しなければならないし、マスコミはそれをきちんと追求しなければならない。

アサヒビール名古屋工場の太陽光発電システム

アサヒビールの1月20日付プレリリースアサヒビール名古屋工場に太陽光発電設備を導入から一部を引用。

~CO2排出削減量は、年間約5,000kg~
~原油に換算すると年間で約3,800Lの節約効果~
~ゲストハウスの年間に使用する照明用電力の約50%に相当~

アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、自然エネルギーの普及に貢献し、CO2排出量削減の取り組みの一環として、名古屋工場(所在地 愛知県名古屋市守山区)に「太陽光発電設備」を2010年2月上旬より導入します。

今回導入する「太陽光発電設備」は、名古屋工場のゲストハウスの隣に1枚1.32平方メートルのパネルを80枚設置するもので、総パネル面積は 106平方メートルとなり、システムの発電規模は年間約15,855kWhです。この太陽光発電によるCO2排出削減量は年間約5,000kgとなり、原油に換算すると年間で約3,800Lの節約効果が見込めます。この設備で発電する電力は、ゲストハウスの年間に使用する照明用電力の約50%に相当します。
...
アサヒビール(株)は、永続的に社会から受け入れられる企業グループを目指して、CO2排出量削減など環境負荷低減に積極的に取り組むとともに、自然エネルギーの本格的な普及に貢献する活動を推進しています。

昨年4月には、食品業界で最大となる年間4,000万kWhの風力発電およびバイオマス発電によるグリーン電力に関する契約を締結しました。これにより、全9工場で年間に製造する「アサヒスーパードライ」缶350ml全数量およびギフトセットのビール類の製造に使用する電力とアサヒビール本社ビルで使用する電力のすべてをグリーン電力で賄っています。

さらに、2008年には、ビール醸造煮沸時のCO2排出量を約30%減らす世界初の新技術「PIE煮沸法」を開発するなどCO2削減に向けた取り組みを推進しています。
...(C)アサヒビール

アサヒビール名古屋工場のゲストハウスの隣に太陽光発電パネルを設置し2月から稼動、というプレリリースだ。ただ、システム規模は極めて小さい。ここに書いてあることは、太陽光発電パネル80枚、また年間発電量約16,000キロワット時、という情報だ。太陽光発電パネルは1枚当たりの出力は約200ワット、つまり0.2キロワットなので、80枚×0.2キロワット = 16キロワットとなり、このシステムの出力は16キロワットだ。また年間発電量約16,000キロワット時から、出力は1000で割って約16キロワット、となり、同じ数字となる。従って、この太陽光発電システムの出力は約16キロワット、と推察される。16キロワット、ということは一般家庭約4軒分。ビール工場としては非常に小さい規模だ。といってもこの太陽光発電によりゲストハウスの年間使用電力の約半分は節約できる、とのことだ。

上に引用したプレリリースは、アサヒビールがいかに環境に配慮した会社であるか、ということをいろいろな点から書いている。ただ、この記事のメインとなる太陽光発電システムが一般家庭4軒分の出力では、ここまで大げさに発表しなくても、という気もしてくるのは事実だ。

しかしその中に書いてある「年間4,000万kWhの風力発電およびバイオマス発電によるグリーン電力に関する契約を締結」は凄い話題だ。もちろんこれらの発電は自前ではなく購入するものだが、年間4000万キロワット時、という数字は先の太陽光発電とは比べようも無く大きい。

出力2メガワットもの太陽光発電が高速道路に設置

今日は名古屋の話題。SankeiBizサイトの1月20日記事「名古屋環状線で太陽光発電が誕生、高速道路で国内最大級」から。

中日本高速道路は20日、2011年3月末までに開通する名古屋環状2号線の高針-名古屋南の両ジャンクション(JCT)間に太陽光発電施設を設置すると発表した。出力は合計約2千キロワットで、高速道路の太陽光発電設備としては国内最大規模という。

一般道の地下に高速道を掘削、屋根が一部ない半トンネル状の構造の区間で、空洞部分に架かる梁(はり)に約1万枚の太陽光パネルを敷設する計画。発電した電力は照明や料金所の空調に利用する。

高針JCT-名古屋南JCT間で消費される電力量の約4割を節約でき、年間で約950トンの二酸化炭素(CO2)の排出削減につながるという。(C)SankeiBiz

名古屋環状2号線のある区間に太陽光発電を設置される。出力は2000キロワット、つまり2メガワットというからメガソーラーだ。もちろん高速道路の太陽光発電設備としては国内最大規模、とのこと。

設置される太陽光発電パネルは約1万枚。通常1枚が0.2キロワットの出力なので、0.2キロワット×1万枚=2000キロワット、と計算は合うので、一般的な太陽光発電パネルを使用することがわかる。

設置場所は、高速道路の半トンネル状の空洞部分に架かる梁、とのことだ。

なおこの2メガワットという大規模出力にもかかわらず、設置される区間で使用される電力量の4割にしか相当しない。高速道路がいかに照明に電気代をかけているのか、よくわかる。

マスプロ電工の工場に太陽光発電

読売新聞サイトの12月28日記事「工場内で太陽光発電…マスプロ電工」から。

テレビ受信機器メーカーのマスプロ電工(愛知県日進市)は、愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウン工場の屋根に太陽光発電装置を取り付けたと発表した。

発電パネルは240枚(360平方メートル)で、発電量は年間約5万515キロ・ワット時を見込む。これにより、同工場で消費する電力の約8%を賄うことができ、年間約21トンのCO2排出を削減できる計算という。(C)読売新聞

マスプロ電工が工場屋根に設置した太陽光発電システムは、年間発電量約5万515キロワット時とのことなので、最大出力は約50キロワットのシステムだ。一般家庭10~16軒分の規模なので、工場設置の太陽光発電システムとしては全然大きくは無い。この(工場としてはそれほど大きくは無い太陽光発電システムの)電力が、同工場の使用電力の約8%を賄える、とのことなので、このマスプロ電工の工場は意外に使用電力が少ないと思った。

約50キロワットの出力を生み出す太陽光パネルは240枚とのこと。1枚当たりの出力は0.2キロワットとなるので、これは一般的な太陽光パネルであることがわかる。

このように特徴のないシステムの話題が新聞記事になるということは、太陽光発電システムはまだまだ一般に普及していないことをうかがわせる。

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